2019/05/22 投稿

分かりやすい小論文、プレゼンの秘訣

AO入試の論文やプレゼンテーションで一番大切なことは、分かりやすさです。
試験官は、多くの受験生の膨大な文章やプレゼン発表を評価しなければなりませんから、その中で自分の言いたいことを端的に伝えなければなりません。

そこで重要になるのが、「話が分かる」と「話が伝わる」の違いをしっかり認識することです。
普通に聞くと「話が分かる」と「話が伝わる」というのは、ほとんど同じ意味に聞こえるかもしれませんが、実はそれぞれに異なった大きな役割があります。

 

まず「話が分かる」というのは、テーマは何なのか、どこが結論で、どこが重要なポイントなのかという話のパーツがはっきり認識できる、つまり「話の全体像と組み立てが分かる」ということです。

それに対して「話が伝わる」というのは、聴き手が話の内容をしっかり理解してくれる、話の内容に納得してくれることです。
つまり、「話の内容が伝わる」ということであり、これが小論文やプレゼンの最終目標になります。

 

ここで注意しなければならないのが、聴き手=試験官は受験生が何を述べているのかを頭の中で整理をしてから、はじめて内容について評価をするということです。
つまり、話がごちゃごちゃしていて上手く整理がつかなければ、話の内容について判断などできるはずがないということです。
初めて読む文章や初めて聴くプレゼンは、まず話の全体像と組み立てがしっかり把握できて、はじめてその内容に踏み込めるのです。
言い換えると「話が分かる」がまず先にあって、その次に「話が伝わる」ようになるのです。

 

したがって、小論文やプレゼンテーションにおいて聴き手に内容をしっかり伝えようとするならば、先に「話の全体像と組み立てを分かりやすくする」ことを意識しなければならないのです。
具体的には、「これがテーマですよ」「これが結論ですよ」「ここが重要なポイントですよ」ということを、聴き手が明確に認識できるように話の輪郭をはっきりさせる、つまり、話の型をきれいに整えるようにします。

 

よく言われる「分かりやすい論文」「分かりやすいプレゼン」というのは、そのまま「型がきれいな話」「型がきれいなプレゼン」と言い換えることができるのです。
分かりやすさとは、内容の前にまず型が大切なのです。

ところが、多くの受験生は「何について書こうか」「何を話したら聴き手を納得させられるか」という内容の事ばかりに目がいってしまい、話の型が曖昧になりがちです。
すると、あれもこれもと内容をたくさん盛り込んでしまって、話にメリハリがなくなり、結局何が言いたいのかよく分からないという状況に陥ってしまいます。

だからこそ、小論文やプレゼンテーションは正しい指導のもと、正しい型をしっかり身に付けることが必要なのです。
この点を確実に押さえることが、AO入試では最低条件となるのです。